リクルートページ(2) ‐ 社長ってどんな人
②社長ってどんな人?
ここでは社長についての紹介をします。
冨士森真也(ふじもりしんや)の略歴
シンメディコ株式会社代表取締役(愛媛県出身 日本大学経済学部卒)。大学卒業後、アメリカへの1年間の語学留学を経て都内の印刷会社で営業を10年勤める。この間、営業のスキルアップと印刷工程の管理をしながら、グラフィックデザインの知識を身につける。
その後2002年、外資系保険会社に転職し5年間営業として勤め、お客ゼロから法人を中心に顧客開拓をし業績を上げていく。この間、自社の商品・サービスに興味のあるお客を見つける方法や独学でホームページを使ったインターネットマーケティングの知識を身につける。
そして2010年、シンメディコ株式会社を設立。獣医療業界を中心に、学生時代に学んだ英語を生かし手術器具輸入販売を始める。さらに印刷営業と保険営業時代に身につけたグラフィックデザインやインターネットの知識を生かしたネットショップを立ち上げ、手軽に手術器具を注文できるシステムを作る。また他社との差別化のため、お客様の要望に応えたオーダーメイド品の開発や安くていい手術器具を提供し、多くの獣医師の先生に好評を得ている。
この仕事が天職だと思えたエピソード
人の役に立てることがあんなに嬉しく思えたと同時に今後の仕事に大きな期待と可能性を感じたことは初めてでした。
それは起業して間もない2010年6月のこと、ウサギの臼歯を切るのに従来の臼歯カッターでは大きくて小さなウサギには使えない現状がありました。そこで、小型ウサギの臼歯を切るのに使えるカッターを作って欲しいという要望をいただいていました。
そしてその完成品をお届けしたときのことです。できあがった品物を発案者の先生に見ていただいた時、思い通りにできていたことに満足いただきました。さらに実際に使ってもらってその使い勝手のよさに、「何年も前からこういうものが欲しかったんだ。やっと念願がかなったよ。」と感謝までしていただいたのです。
この手術器具の輸入販売の商売を始めるにあたって、後発の会社として競合他社と同じことをしても面白くない、他ができないことをやらなければと思っていたのです。それでオーダーメイドの器具を作るということを始めたのですが、それがものの見事に当たった瞬間だったのです。
実はこのオーダーメイドの器具を作るにあたって、今までの経験が大変役に立っていたのです。製作は海外の工場ですので、やり取りは当然英語。これは学生のころの経験が役立ちました。また、物を作るということはお客の要望を正確に現場の担当者に伝えるという印刷工程の管理に共通するものがあったのです。たった1つの喜びの裏に自分の経験の裏打ちがあり、これからこの仕事をやっていく上で、その可能性に期待を持てた瞬間でもあったのです。これにより私はお客の要望に応えるということがこんなに仕事のやりがいを感じさせてくれるということを学びました。
この商品は、その後当社の売れ筋商品の1つとして売れ続けていて、さらには腹膜鈎やサン・スポット式小骨鉗子など、後続のヒット商品にもつながっていきました。だからこそ、今もお客様の声に耳を傾け、「どのようにすればいかにお客様の役に立てるか」ということを考えながら仕事をすることを常に心がけています。